会長所信
『Energy Synergy YEG』
~個の力を集結し、無限の可能性へ~
「地域でつなぐ 明日の盛岡」のキャッチフレーズのもと、令和7年2月2日、盛岡商工会議所創立100周年記念式典が盛大に開催されました。このことで先人の歴史を顧み学び、盛岡商工会議所の存在意義・価値を地域に示すことができました。そして、新たな時代を切り開くため、地域のつながりをより強固なものとして、次世代への希望の襷がつながれました。
100年の歴史を超えた盛岡商工会議所の青年部である盛岡商工会議所青年部(以下、盛岡YEGと略す)は、平成14年9月10日に発足以後、商工会議所活動の一翼を担い、地域の未来を切り開く次世代の先導者として熱意と情熱を持って積極果敢に挑戦を続け、20年の節目で新たなる一歩を踏み出し、大きく成長しました。交流と研鑽を通して、さらに、しなやかに変化し成長する組織へSHINKAを遂げ、常識にとらわれず、歩みを進めております。盛岡YEGを築いて頂いた諸先輩方や盛岡YEGを支えてくださった関係者の皆様に心から感謝と敬意を表します。
現代ビジネスにおいて、近年大きく変化したことは「働き方改革」に伴う労働時間に対する意識です。労働時間が短縮され、少子高齢化の加速による労働人口の減少に歯止めがかからない状況の中、企業にとって生産性が重要な要素であり、それをいかに向上させられるかが大きな課題となっています。盛岡YEGとしては、メンバー同志の交流やシステムの整備によって組織活動を活性化させ、それぞれが担っている自企業における業務への還元を図り、自企業の生産性向上を実現することによって地域経済発展に寄与していきます。
令和7年度は、自らの企業の発展に繋がる、活力のある地域社会の実現に向けて、これまで築き上げてきた盛岡YEGの基盤をより一層確固たるものにしていきます。特に多様化する時代の変化とスピードに柔軟に対応するため、お互いを知り、尊重し合い、語り合いながら一人一人が行動力や想像力、バイタリティを発揮して相乗効果を生み出す組織を目指します。
また、令和7年11月には、岩手県商工会議所青年部連合会主催の岩手県連会員大会が盛岡市で開催されます。盛岡YEGのみならず、県内のより多くのYEGメンバーが開催単会都市である盛岡市の歴史や文化に触れることで、地元の特色や魅力に目を向けた広い視野での経済活動の促進を図り、より大きな地域における経済発展に寄与することを目指します。
さあ、行こう! YEGの仲間と共に!
「自己研鑽の強化」会員研鑽委員会
「地域を支える青年経済人として 先導者たる気概で研鑽に努めよう」
盛岡YEGメンバーの仕事に必要な能力や技能を高めることに繋がる有益な情報や知識、アイデアを探求する機会を創出します。自企業の業種業態を超えた結束によってYEGメンバーの相互ビジネスネットワークを創出することで、地域の課題やビジネスチャンスを共有し、青年経済人として自分自身に磨きをかけます。好奇心をもって主体的に学ぶことで成長を促し、個々の経営力向上へのシナジー効果に繋げ、経営基盤の強化や地域社会経済の礎となることを目指します。
「一人はみんなのために、みんなは一つの目的のために」
「国際交流の一歩」国際交流委員会
「国際社会の一員であるべき 国際人としての教養を高めよう」
盛岡市近郊に居住している海外出身の方との交流の場を作ることによって、日本と海外のビジネス文化やマナーの違いを学習して相互理解し、基礎知識や海外人脈を形成するビジネスチャンスの種を見付けていきます。さらに、インバウンド消費による新規顧客や取引先の開拓などビジネスネットワークを構築し、国際ビジネスの可能性を創出します。
海外から見た日本や盛岡を知ることにより、日本人の常識だと感じている思考や知識の幅を多面的に広げ、国際人としての教養を高め更なる飛躍の一歩へ繋げます。
「地域活力の発展」地域創造委員会
「文化を伝承しつつ 新しい文化の創造に向かって 歩を進めよう」
まち歩き事業「もりおか歩っと散歩」は、盛岡の歴史、人とのふれあい、まちづくりに貢献している商店や施設を実際に自ら歩きリアルに触れることでまちの魅力をエリアごとに深く見つめ課題を発見することを目的として令和2年に開始されました。本年度も継続事業として推進して参ります。
また、盛岡市役所職員の方々と地域課題を話し合う場として「風会議」を今年度も実施し、盛岡市がより良く進化するアイデアを青年経済人の立場から盛岡市に対して提言活動を行い、住みよい未来の地域の発展に繋げていきます。
「地域活動の支援」組織活性委員会
「豊かな郷土を築くために 創意と工夫 勇気と情熱を傾けよう」
これまで盛岡YEGでは、盛岡商工会議所主導型の参加する夏祭りとして定着した郷土のお祭りである「盛岡さんさ踊り」に関わってきました。自発的に活動に参加することで、YEGメンバーの交流とチームとしての結束力を高め、活気と活力ある組織へ成長して参ります。「盛岡さんさ踊り」や他のイベントに積極的に関わり、毎年の経験を重ねることで運営の効率化を図りながら、おもてなしの心で地域の方々へ憩いの場を提供し、「One Team」で地域全体を盛り上げます。
「新入会員の拡大」会員拡大委員会
「行動こそ時代を先駆けるべき青年の責務と信じ 力を合わせ 国の礎となろう」
年齢制限満50歳の事業年度末に卒業することになっている盛岡YEGは、新入会員の入会によって組織運営は継続されており、これまで活発なYEG活動を維持しております。入会をきっかけにYEGのこれまでの歴史を知り、青年経済人として次代の先導者としての責任を自覚してもらうために、多くのYEGメンバーの熱意や情熱に肌で触れることが大切です。そこで、積極的な活動への参加により自社の社業や自己PRの機会から自身の仲間や同志を増やし、社業の発展へ有効に活用できるよう交流の場を提供します。
特別委員会 組織進化対策会議
盛岡YEGの未来を見据え、ガイドラインや基本方針を策定します。また、令和7年11月に開催される岩手県商工会議所青年部連合会・会員大会盛岡大会における積極的な支援をします。盛岡商工会議所が行う事業への協力の一環として、盛岡花火の祭典事業の支援を実施します。その他に、盛岡YEGの理事に向けて、これまでのあゆみや組織の役割、YEGメンバーとしての行動指針、エンジェルタッチの利用促進に関するリーダーズ研修会の設営及び運営を実施します。